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​カット率の歴史

初めての「カット率」という言葉と考え方の提案

当時のセニングには長さと目数の表示しかなく、同じ目数でもメーカーによって切れる量が違う事が多々ありました。これを判りやすく提案したのが「カット率」でした。発売当時は1万丁を超えるセールスを記録した大ヒット商品となり、現在では美容業界全体に「カット率」という言葉が当たり前に使われるようになりました。

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『スライド率』=刃から髪が逃げる割合

シザーを製造する立場からするとスライド率を決める要素は色々とありますが、大きく分けると刃線のアールと刃付けの角度で決まると言えます。これを元にして美容師様の感覚(フィーリング)に近い形で表したのが『スライド率』です。

昨今、スタイルの変化とともにカットテクニックも多様化し、美容師の皆さんにとってどれが自分のテクニックにあったシザーなのかが判りにくくなってきました。例えば…あまり髪を逃がさないオカッパ鋏のようなシザーがほしいのにシザーが逃げすぎたり、スライドカットに使いたいのに髪が引っかかったり…、 また、研ぎでも「全体的に切れないように研いで下さい」というような頭の中が“?”になるような声も聞きます。
それは美容師さんが作りたいヘアーデザインと使う道具との間に大きな差が生まれ、ストレスを感じておられるからだと思います。私たちは「カット率」のように、『スライド率』でヘアーデザインを作りやすく。更に『スライド率』で道具を選びやすく。この2点を基準に提案したいと思います。

​目的に合わせた

​ツール選び

20%-40%

ウェット/ベース

ベースを短時間で作るなら、スライド率の低いシザーがおすすめです。髪の毛が逃げにくく、ヘアスタイルの土台を思い通りに描くことができます。

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40% - 60%

オールラウンド

オールラウンドシザーとして、ブラントカット・チョップカット・スライド・ストロークなど様々な施術に最適です。

60% - 80%

ドライ/仕上げ

ナチュラルな質感を作るには、スライド率の高いシザーがおすすめです。カット時の髪へのダメージを軽減し、繊細で表情のある仕上がりになります。

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​スライド率20%

刃線が直線的な”スライド率20%”のものは刃がほぼすべらないので、

​主にウェットカット(ベースカット)でブラントに切るときに最適です。

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​スライド率80%

刃線が曲線的な”スライド率80%”のものは刃がうまく滑るので、

主にドライカットでスライドさせて切るときに最適です。

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